2008年02月26日
地獄からのプレゼント
この一ヶ月で、
私のテニスは、だいぶ変わったように思います。
年が明けてから仕事が忙しかったり、~~~( /TT)/
雪が降って、まる2週間できなかったり・・・
満足にテニスができなかったのに・・・・
自分の感触では、かなりミスが減ってきたように感じてるのです。
今思えば、
そのきっかけをくれたのは、
ある方の言葉でした。
その話を今日は、してみたいと思います。
実は、
昨年の夏を過ぎた頃から、
クラブのいろんな先輩に言われてた言葉があります。
それは・・・
「前は、2球返しておけば返ってこなかったけど、今じゃね・・・こっちがやられちゃうわ」
「ひろみちゃんのボールは重いし、早いし・・・女であれくらい打てたら十分だよ」
「本当に、ひろみちゃん、うまくなったわね」
・・・ってな、具合。
ゲ~ロゲロ
なんだ、今日はお前の自慢大会かよ・・・
ちぇっ(¬з¬)・・・つまんね~の、帰~ろ帰ろ
・・・・と思った、そこのあなた
ちょいとまたしゃんせ!!
確かに
ここで、ほな、さいなら~で終われば確かに私の自慢大会なんだけど、
今日の話は、自慢でもなんでもありゃしませんので、
どうか、ハンカチをご用意されて、
ご心配なく最後までお読みください・・・・。
クラブで、おじさま、おばさまにそんなことを言われるたびに、
当の本人の私が内心どう思っていたかと言うと・・・
確かに、ダブルフォルトもしなくなったし、
リターンミスも少なくなったし、
前よりはましにはなったと思うけど・・・( ̄3 ̄)
でもさ・・・・
さっきもどっか~んってやっちゃったし・・・
いい感じ~!と思ってても、
次の瞬間から、
信じられないくらいしょぼいのを連発したり・・・・(T▽T)
もうちょっと冷静になって力を抜けば防げるミスも、
気がつくと鼻息荒くなってるし・・・(-・・-;)
大事なポイントでは、びびったり、
引いたり・・・・
どうして私って、ここぞって時に、だめなわけ~
だめだめだめだめ(ノ_・。)・・・
ちっともうまくいかない。
そう思ってた。
おやじっちに、
「悪いところじゃなく、よかったところにフォーカスするんだよ」
って言われたって、
どうしても、だめだめなとこばかりが浮かんできて
褒め言葉を、褒め言葉として、とらえられない自信のない人間になってしまっていた。
そんな私だったが、
クラブのみんなは、毎回、毎回、
私をいつも褒めてくれたので、
さすがの私も
「こんなに言ってくれるんだから・・・・・もしかしたら、
少しはまともになったのかもしれない」
そう思い始めていた。
そんな矢先のこと。
やっと時間ができた私は、
喜び勇んで、クラブに行きC= C= C=C= C= C= (((((( *≧∇)ノノノ
おじさまたちに混ぜてもらって練習をしていた。
その日は、非常に風が強くて、
まともにテニスをするのは、ちと厳しい日でもあった。
一通り、練習をしたあと、
一人のおじさまがこういわれた。
「岡さんのフォームが気になるので、あちらで練習をしましょうか」
と、言ってくださり、二人でコートを変えて練習することになった。
そのおじさまは、とても上手な方で、
私は喜んで、コートについていった。O(≧∇≦)O
しかし、
喜んだのもつかの間・・・・・。
おじさまは、
コートにつくなり、
「フォーム、かなり、ひどくなってるね。
いつからそんなになっちゃったんだろう。」
!Σ( ̄ロ ̄lll)
か・・・なり、ひ・・・・・どい・・・・
が~~~ん
しばらくテニスやってないから、
どこかおかしくなっちゃったのかなあ(;゜0゜)
「手だけで打ってるっていうか・・・・・
フォームが全く、崩れてるよ」
\((;◎_◎)/!
フォームがぁ~~~?
うっそ!!!
「ちょっと、フォームを直しましょう」
と、おじさまは言われた。
ほげっ!(*〇o〇*)
ちょ、ちょっと待った~~~!!
フォームを直す~~~?
・・・そ、それは、こ、困る~~~~!!!
私のフォームは、
ラケットを握ってから、今まで・・・・
すべて、おやじっちに作ってもらったものだ。
フォーム以外のアドバイスは、いろいろな人の言葉を真摯に受け止めているが、
フォームのことに関してだけは、
他の誰のアドバイスも、きかないようにしてきた。
それは、私が、テニスを初めてたった6ヶ月で、
無謀にもクラブに入ったとき、
おやじっちにこう言われたからである。
「これから、きっと
みんなが、ひろみちゃんのフォームを見て、あれこれ言うだろうけど、
全部無視していいからね
『はい、ありがとうございます』って受け止めて、
きれいさっぱり忘れるんだよ」
って。
人それぞれ、フォームが違うみたいに、
頭の中で、イメージするフォームも違うから、
ひとつのフォームを作りあげていくのに、
パーツパーツごとに作っていく途中で、
いろんなイメージを持った人からその場その場で、教わるのはとても厄介なんだそうだ。
\(o ̄∇ ̄o)あい!わかった!!
と、私は素直におやじっちの言うことを聞いた・・・・
・・・・わけがない
実際には、おやじっちのいうことを半分きき、
半分きかなかった。
他の人のアドバイスをきかないということは守り通したが、
右から、左に受け流すということは性分に合わなかったので、できなかった。
表でいい顔して、
裏で舌を出してるようで、
せっかく親切に教えてくれてるのに、
その気持ちを馬鹿にしてるようで・・・・すごくいやな感じがした。
だったら、いっそのこと練習をしてもらわないほうがいい。
っていうか、いろんな人の言葉を受け入れて、
右から左に流せるほど、私は器用じゃなかったんだな。
だから、失礼なのは、覚悟の上で、正直に申告する方法を私は選んだ。
その昔、主様には、たくさんアドバイスをもらっていたが、迷いに迷った結果、きちんと説明したら、理解してくれ、
わかった上で、何も言わず、1時間でも2時間でも私の練習につきあってくれた。
なので、その日も私は、
失礼のないよう
本当に丁重に、言葉を選んで、おじさまに謝った。
「すいません。
フォームは全部おやじっちに(もちろん、彼の名前を言った)教わってるんです・・・・
練習してくださるのはありがたいんですけど、
私、あまり器用なほうじゃないので、いろんなアドバイスをもらうとぐちゃぐちゃになってしまうので、
フォームだけは・・・・フォームを作ってくれてるおやじっちのいうことだけをきくようにしているんです。
本当にごめんなさい」
おやじっちは、以前クラブのメンバーでもあったので、
私のコーチ兼彼氏が「おやじっち」ということはクラブの誰もが知っている。
私がろくにテニスにならないのにクラブに入ったせいで、
私がみんなに迷惑をかける分を償うためおやじっちは慌ててメンバーになったからだ。
そのおじさまも、
もちろん、おやじっちが私のコーチだといことも、昔全日本だったことも知っていた。
「そう・・・・じゃあ、練習やめようか」
顔は確かに、笑っていたが、
笑顔ではなかった。(この意味がわかるだろうか・・・)
笑顔の中に、ものすごい怖いものを感じたのでおじゃる。
ひょえ~~~~~っ!Σ(□゜/)/
お、怒っちゃった!!!
主様も、わかってくれたから・・・・
って思ったのは、甘かった!!
あれは、主様と私のコミュニケーションがあっての上でのことだったのかもしんない・・・・・。
「本当にすいません。
練習したくないわけではないんです
そういうつもりではなかったんですけど・・・」
「じゃあ、コーチは、なんて言ってるの?
そのフォームを」
「・・・・・えっと、別に、
このままでいいと・・・・」
「そのフォームを~?」
と、まるで、神経を疑うみたいな表情。
私だけでなく、おやじっちまで馬鹿にされたようで、
私は少々かちんときたが、黙っていた。
「・・・・まあ、いいでしょう。
じゃあ、とりあえず、打ってみましょう」
おじさまは、そう言って、
やっとこさ、ロングのラリーに入ったわけだが、
さっきも言ったように、その日は、風がとても強く
おじさまは、風上で、私は風下。
おじさまがフラットに打ち込んでくるボールは、かなり早く、いくら早いボールが好きな私でも、かなりきついラリーだった。
しばらく打ったあと、
おじさまは、開口一番こう言われた。
「重症ですね・・・」
じゅ、重症!!( ̄▽ ̄;)
わ、私のフォームが!?
またもや・・・・
が~~~ん(┳◇┳)
「打点には入れてないし、
体は開いてるし・・・・・
岡さんのそのフォームの直すところがないっていうのは僕には納得がいかないなあ。
コーチは、何を考えてるのかなあ。」
確かに、振り遅れていたのは事実だった。
この風の日に、風上からあれほど早いボールが飛んできたってことも理由のひとつだけど・・・・
それは、あえて言わずに、もうひとつの理由を言った。
「ひとつの打点だけじゃなく、いろんな打点で打てるようにならないと・・・・って言われてて
なるべく、バウンドしたボールのあがりっぱなや、
頂点・・・で打つようにはしてるんですが、まだまだうまくできなくて・・」
そう私が言うと、おじさまは
「はははライジング~~?
ずいぶん、難しいことしようとしてるじゃない」
( ̄~ ̄;)・・・・
う~む・・・なんだかとっても馬鹿にされてるような気がするんだが・・・
「そんなことは、
きちんとしたフォームを作ってからでしょう」
そんなこと?
私には・・・・「100年早いよ」ってことけ?
おじさまの言葉を聞けばきくほど、
話せば話すほど、
だんだん、だんだん悲しくてたまらなくなってきた。
しかも、
「テニスって言うのはね・・・・こうやって・・・・」
と、私がお断りをしたにもかかわらず、
フォームを教え始め・・・・・
「すいません・・・・フォームは、本当にいじりたくないので・・・・」
と、もう一度、丁重に言うと、
おじさまは、忘れられもしない一言を言った。
「そのフォームじゃ、
まず、将来は
ないですねヽ(ー_ー )ノ」
ぐわんぐわ~~ん
(〇o〇;)
まじで、
頭をハンマーで殴られた感じ・・・・。☆(/ロ°)/
近くに、お寺があるんだけど、
まさに、私の頭の中で、あの鐘の音が鳴った。
しょ、しょうらいがない・・・・
私に?
将来が・・・・ない?
なんで、そんなこと・・・・
言うの?この人
何の権利があって、
そんなひどいこと私に言うんだろう・・・
あまりのショックに
言葉が出てこなかった。
胸の奥のほうが、あつ~くなってきて、
涙がこみあげてくるのを必死に我慢する。
そのあとも、おじさまの言葉は続いていた。
「後ろから前へ重心の移動だから・・・・」
「相当ひどいから、時間がかかるでしょうね・・・・」
おじさまは、この他にもたくさん、
聞きたくもない、
ここに書きたくもない言葉を言っていたが、
私はその場にいることに耐えるのが精一杯だった。
耳をふさぎたかった。
その場から、逃げ出したかった。
必死に耐えたけど、
我慢したけれど・・・・
もう・・・・
もう・・・・・
だ、だめや・・・・
我慢の限界。
神様、仏さま、お願い!!
誰でもいいから、私をここから連れ出して~~~!!
ィャァ━━━━((>皿<))━━━━━!!!
そ、そうや、お蝶婦人は?
(((゜◇゜◇゜)))
(;´д` )だめじゃん・・・・
お蝶婦人は、ゲームの真っ最中・・・・
二人の距離は、たった1コート・・・つまりお隣。
なのに
えらい遠く感じた。
だめや・・・・
こうなったら・・・・
「だから・・・・」
おじさまは、まだ話をしていたが
私にゃ、もう我慢ならなかった
かろうじて
「ありがとうございました」
とおじさまに言って、
自力で、その場から飛び出した。 。。ヘ(。>_)ノ
おじさまは、私の背中にまだ何か言おうとしていたが、
もう止まらなかった。
かまうものか。
知るもんか。
一秒だって、あんな言葉聴きたくない。
もう、
いやなんじゃ~~~~~っ!!
ってなわけで・・・・
いつものごとく後編に続く・・・・であります!
更新してない間も、ぽちっといつもありがとう
もうちょっとまめに更新したいとは思っているんだけどな。
がんばります!!
私のテニスは、だいぶ変わったように思います。
年が明けてから仕事が忙しかったり、~~~( /TT)/
雪が降って、まる2週間できなかったり・・・
満足にテニスができなかったのに・・・・
自分の感触では、かなりミスが減ってきたように感じてるのです。
今思えば、
そのきっかけをくれたのは、
ある方の言葉でした。
その話を今日は、してみたいと思います。
実は、
昨年の夏を過ぎた頃から、
クラブのいろんな先輩に言われてた言葉があります。
それは・・・
「前は、2球返しておけば返ってこなかったけど、今じゃね・・・こっちがやられちゃうわ」
「ひろみちゃんのボールは重いし、早いし・・・女であれくらい打てたら十分だよ」
「本当に、ひろみちゃん、うまくなったわね」
・・・ってな、具合。
ゲ~ロゲロ
なんだ、今日はお前の自慢大会かよ・・・
ちぇっ(¬з¬)・・・つまんね~の、帰~ろ帰ろ
・・・・と思った、そこのあなた
ちょいとまたしゃんせ!!
確かに
ここで、ほな、さいなら~で終われば確かに私の自慢大会なんだけど、
今日の話は、自慢でもなんでもありゃしませんので、
どうか、ハンカチをご用意されて、
ご心配なく最後までお読みください・・・・。
クラブで、おじさま、おばさまにそんなことを言われるたびに、
当の本人の私が内心どう思っていたかと言うと・・・
確かに、ダブルフォルトもしなくなったし、
リターンミスも少なくなったし、
前よりはましにはなったと思うけど・・・( ̄3 ̄)
でもさ・・・・
さっきもどっか~んってやっちゃったし・・・
いい感じ~!と思ってても、
次の瞬間から、
信じられないくらいしょぼいのを連発したり・・・・(T▽T)
もうちょっと冷静になって力を抜けば防げるミスも、
気がつくと鼻息荒くなってるし・・・(-・・-;)
大事なポイントでは、びびったり、
引いたり・・・・
どうして私って、ここぞって時に、だめなわけ~
だめだめだめだめ(ノ_・。)・・・
ちっともうまくいかない。
そう思ってた。
おやじっちに、
「悪いところじゃなく、よかったところにフォーカスするんだよ」
って言われたって、
どうしても、だめだめなとこばかりが浮かんできて
褒め言葉を、褒め言葉として、とらえられない自信のない人間になってしまっていた。
そんな私だったが、
クラブのみんなは、毎回、毎回、
私をいつも褒めてくれたので、
さすがの私も
「こんなに言ってくれるんだから・・・・・もしかしたら、
少しはまともになったのかもしれない」
そう思い始めていた。
そんな矢先のこと。
やっと時間ができた私は、
喜び勇んで、クラブに行きC= C= C=C= C= C= (((((( *≧∇)ノノノ
おじさまたちに混ぜてもらって練習をしていた。
その日は、非常に風が強くて、
まともにテニスをするのは、ちと厳しい日でもあった。
一通り、練習をしたあと、
一人のおじさまがこういわれた。
「岡さんのフォームが気になるので、あちらで練習をしましょうか」
と、言ってくださり、二人でコートを変えて練習することになった。
そのおじさまは、とても上手な方で、
私は喜んで、コートについていった。O(≧∇≦)O
しかし、
喜んだのもつかの間・・・・・。
おじさまは、
コートにつくなり、
「フォーム、かなり、ひどくなってるね。
いつからそんなになっちゃったんだろう。」
!Σ( ̄ロ ̄lll)
か・・・なり、ひ・・・・・どい・・・・
が~~~ん
しばらくテニスやってないから、
どこかおかしくなっちゃったのかなあ(;゜0゜)
「手だけで打ってるっていうか・・・・・
フォームが全く、崩れてるよ」
\((;◎_◎)/!
フォームがぁ~~~?
うっそ!!!
「ちょっと、フォームを直しましょう」
と、おじさまは言われた。
ほげっ!(*〇o〇*)
ちょ、ちょっと待った~~~!!
フォームを直す~~~?
・・・そ、それは、こ、困る~~~~!!!
私のフォームは、
ラケットを握ってから、今まで・・・・
すべて、おやじっちに作ってもらったものだ。
フォーム以外のアドバイスは、いろいろな人の言葉を真摯に受け止めているが、
フォームのことに関してだけは、
他の誰のアドバイスも、きかないようにしてきた。
それは、私が、テニスを初めてたった6ヶ月で、
無謀にもクラブに入ったとき、
おやじっちにこう言われたからである。
「これから、きっと
みんなが、ひろみちゃんのフォームを見て、あれこれ言うだろうけど、
全部無視していいからね
『はい、ありがとうございます』って受け止めて、
きれいさっぱり忘れるんだよ」
って。
人それぞれ、フォームが違うみたいに、
頭の中で、イメージするフォームも違うから、
ひとつのフォームを作りあげていくのに、
パーツパーツごとに作っていく途中で、
いろんなイメージを持った人からその場その場で、教わるのはとても厄介なんだそうだ。
\(o ̄∇ ̄o)あい!わかった!!
と、私は素直におやじっちの言うことを聞いた・・・・
・・・・わけがない
実際には、おやじっちのいうことを半分きき、
半分きかなかった。
他の人のアドバイスをきかないということは守り通したが、
右から、左に受け流すということは性分に合わなかったので、できなかった。
表でいい顔して、
裏で舌を出してるようで、
せっかく親切に教えてくれてるのに、
その気持ちを馬鹿にしてるようで・・・・すごくいやな感じがした。
だったら、いっそのこと練習をしてもらわないほうがいい。
っていうか、いろんな人の言葉を受け入れて、
右から左に流せるほど、私は器用じゃなかったんだな。
だから、失礼なのは、覚悟の上で、正直に申告する方法を私は選んだ。
その昔、主様には、たくさんアドバイスをもらっていたが、迷いに迷った結果、きちんと説明したら、理解してくれ、
わかった上で、何も言わず、1時間でも2時間でも私の練習につきあってくれた。
なので、その日も私は、
失礼のないよう
本当に丁重に、言葉を選んで、おじさまに謝った。
「すいません。
フォームは全部おやじっちに(もちろん、彼の名前を言った)教わってるんです・・・・
練習してくださるのはありがたいんですけど、
私、あまり器用なほうじゃないので、いろんなアドバイスをもらうとぐちゃぐちゃになってしまうので、
フォームだけは・・・・フォームを作ってくれてるおやじっちのいうことだけをきくようにしているんです。
本当にごめんなさい」
おやじっちは、以前クラブのメンバーでもあったので、
私のコーチ兼彼氏が「おやじっち」ということはクラブの誰もが知っている。
私がろくにテニスにならないのにクラブに入ったせいで、
私がみんなに迷惑をかける分を償うためおやじっちは慌ててメンバーになったからだ。
そのおじさまも、
もちろん、おやじっちが私のコーチだといことも、昔全日本だったことも知っていた。
「そう・・・・じゃあ、練習やめようか」
顔は確かに、笑っていたが、
笑顔ではなかった。(この意味がわかるだろうか・・・)
笑顔の中に、ものすごい怖いものを感じたのでおじゃる。
ひょえ~~~~~っ!Σ(□゜/)/
お、怒っちゃった!!!
主様も、わかってくれたから・・・・
って思ったのは、甘かった!!
あれは、主様と私のコミュニケーションがあっての上でのことだったのかもしんない・・・・・。
「本当にすいません。
練習したくないわけではないんです
そういうつもりではなかったんですけど・・・」
「じゃあ、コーチは、なんて言ってるの?
そのフォームを」
「・・・・・えっと、別に、
このままでいいと・・・・」
「そのフォームを~?」
と、まるで、神経を疑うみたいな表情。
私だけでなく、おやじっちまで馬鹿にされたようで、
私は少々かちんときたが、黙っていた。
「・・・・まあ、いいでしょう。
じゃあ、とりあえず、打ってみましょう」
おじさまは、そう言って、
やっとこさ、ロングのラリーに入ったわけだが、
さっきも言ったように、その日は、風がとても強く
おじさまは、風上で、私は風下。
おじさまがフラットに打ち込んでくるボールは、かなり早く、いくら早いボールが好きな私でも、かなりきついラリーだった。
しばらく打ったあと、
おじさまは、開口一番こう言われた。
「重症ですね・・・」
じゅ、重症!!( ̄▽ ̄;)
わ、私のフォームが!?
またもや・・・・
が~~~ん(┳◇┳)
「打点には入れてないし、
体は開いてるし・・・・・
岡さんのそのフォームの直すところがないっていうのは僕には納得がいかないなあ。
コーチは、何を考えてるのかなあ。」
確かに、振り遅れていたのは事実だった。
この風の日に、風上からあれほど早いボールが飛んできたってことも理由のひとつだけど・・・・
それは、あえて言わずに、もうひとつの理由を言った。
「ひとつの打点だけじゃなく、いろんな打点で打てるようにならないと・・・・って言われてて
なるべく、バウンドしたボールのあがりっぱなや、
頂点・・・で打つようにはしてるんですが、まだまだうまくできなくて・・」
そう私が言うと、おじさまは
「はははライジング~~?
ずいぶん、難しいことしようとしてるじゃない」
( ̄~ ̄;)・・・・
う~む・・・なんだかとっても馬鹿にされてるような気がするんだが・・・
「そんなことは、
きちんとしたフォームを作ってからでしょう」
そんなこと?
私には・・・・「100年早いよ」ってことけ?
おじさまの言葉を聞けばきくほど、
話せば話すほど、
だんだん、だんだん悲しくてたまらなくなってきた。
しかも、
「テニスって言うのはね・・・・こうやって・・・・」
と、私がお断りをしたにもかかわらず、
フォームを教え始め・・・・・
「すいません・・・・フォームは、本当にいじりたくないので・・・・」
と、もう一度、丁重に言うと、
おじさまは、忘れられもしない一言を言った。
「そのフォームじゃ、
まず、将来は
ないですねヽ(ー_ー )ノ」
ぐわんぐわ~~ん
(〇o〇;)
まじで、
頭をハンマーで殴られた感じ・・・・。☆(/ロ°)/
近くに、お寺があるんだけど、
まさに、私の頭の中で、あの鐘の音が鳴った。
しょ、しょうらいがない・・・・
私に?
将来が・・・・ない?
なんで、そんなこと・・・・
言うの?この人
何の権利があって、
そんなひどいこと私に言うんだろう・・・
あまりのショックに
言葉が出てこなかった。
胸の奥のほうが、あつ~くなってきて、
涙がこみあげてくるのを必死に我慢する。
そのあとも、おじさまの言葉は続いていた。
「後ろから前へ重心の移動だから・・・・」
「相当ひどいから、時間がかかるでしょうね・・・・」
おじさまは、この他にもたくさん、
聞きたくもない、
ここに書きたくもない言葉を言っていたが、
私はその場にいることに耐えるのが精一杯だった。
耳をふさぎたかった。
その場から、逃げ出したかった。
必死に耐えたけど、
我慢したけれど・・・・
もう・・・・
もう・・・・・
だ、だめや・・・・
我慢の限界。
神様、仏さま、お願い!!
誰でもいいから、私をここから連れ出して~~~!!
ィャァ━━━━((>皿<))━━━━━!!!
そ、そうや、お蝶婦人は?
(((゜◇゜◇゜)))
(;´д` )だめじゃん・・・・
お蝶婦人は、ゲームの真っ最中・・・・
二人の距離は、たった1コート・・・つまりお隣。
なのに
えらい遠く感じた。
だめや・・・・
こうなったら・・・・
「だから・・・・」
おじさまは、まだ話をしていたが
私にゃ、もう我慢ならなかった
かろうじて
「ありがとうございました」
とおじさまに言って、
自力で、その場から飛び出した。 。。ヘ(。>_)ノ
おじさまは、私の背中にまだ何か言おうとしていたが、
もう止まらなかった。
かまうものか。
知るもんか。
一秒だって、あんな言葉聴きたくない。
もう、
いやなんじゃ~~~~~っ!!
ってなわけで・・・・
いつものごとく後編に続く・・・・であります!
更新してない間も、ぽちっといつもありがとう
もうちょっとまめに更新したいとは思っているんだけどな。
がんばります!!