2007年08月22日
雲の上の人
私が試合に出るにあたって、
時間が少しでもあれば私のお相手をしてくださった
うちのクラブのマドンナ、まこさんのお話を今日はしてみたいと思います。
まこさんのことは、何度も書いているので、
名前だけでピ~~ンと来る方もいるかと思いますが、
まこさんは、私にしてみりゃ雲の上の人で、
今でこそ試合には出ていないけど、
おやじっちが言うには、
もし試合に出たならば、すぐにベテランの全日本でも上位に行ってしまうくらいの人だそうで、
レベルが段違いに違うお方です。
そんなすごい方に、私は
試合の直前の数日間、お相手をしていただきました。
もちろん、私から頼んだわけじゃございません。(>_< )三( >_<)
私が仕事でほとんどテニスができてないと知ったまこさんが
少しの時間さえあると、
「ひろみちゃん、打つ?」と誘ってくれたのです。
く~~~っ!(。>_<。)
どれほど、ありがたくて、嬉しかったことか・・・・。
どんな方に打ってもらってもそりゃそりゃ嬉しいけど、
テニスがやりたいのにできなくて、
やっとの思いで作ったテニスの時間に、
まこさんに打ってもらえることは、
これぞ、まさに、天からのお恵み!!
「は・・・はい!!\(*^▽^*)ノ」
まこさんに打ってもらえる!!
まこさんに打ってもらえる!!
まこさんに打ってもらえる!!
ピュ~~~ん
C= C= C=C= C= C= (((((( *≧∇)ノノノ
言われるが早いか、喜び勇んでコートに入る私。
「よろしくお願いしますっ!(>0<)//」
コートの向こう側から
「試合だと思って好きなところに打っていいからねp(*^∇゜)」
と、まこさん。
しかし、
空を見上げりゃ、じりじりと焼け付く太陽、
気温は40度。
そんな中、まこさん相手に
シングルスのコート一面、
フォアにバックに前後に打っていいものだろうか・・・・。
わ、悪いよなあ・・・・と、遠慮がちに打つ私に、
「どうしたの?試合のように打っていいんだよ」
と、念を押される。
「で、でも・・・・・・」
振り回しをしてもらって、私がコートの中を走り回るのは本望だ・・・。
でも、私が打ち込むということは、逆にまこさんを振り回すことになる・・・。
誰もがテニスをやりたがらないほどこのクソ暑い中、
そんな恐れ多いことをまこさん相手にしていいものだろうか・・。
もう、二度とやらないと思われちゃうんじゃないだろうか。
でも、まこさんは、
「いいから、気にしないで打ちなさいって」
腹を決めた
胸を借りるとは、こういうことを言うんだろう。
「は、はい!・・・お願いします!」
私は、まこさんの気持ちをありがたくいただき、
遠慮なく試合のように打たせてもらった。
しかし、やり始めてすぐにわかった。
私の心配など、無用だったのじゃ・・・・。
だって、試合のようには打ったものの、
試合のようになんかちっともいかなかったんだもの。
どういう意味かというと、
いつもならエースで終わるような、私の会心の一撃ショット
が返ってきちゃう・・・・
普段試合であたっている相手よりも
明らかに2本は多く打たないと、
本当の最後にならない。
(・・・・まあ、私がチャンスボールをミスしたりするので、決めて終われることはほとんどなかったんじゃが・・・)
しかも、まこさんは
やっと取るボールもカウンターで返すんじゃなくて、
私の練習のために、私が取れるか取れないか程度のところにコントロールさえしてくれていた。
つまり、試合に今は出てないにも関わらず、
私はもとより、私が普段試合でだんごで負ける
試合に出まくってる相手ですら、
足元に及ばないほどの人だったのだ。
すごい、すごいとは聞いてたけど、
本当にレベルが違うってこういうことを言うんだ・・・・
と身を持って知らされた。
しかも、それだけじゃなかった。
主様を始めとして、クラブのどの方もよく私がチャンスボールをミスすると、
「(≧∇≦)ぶぁっはっはっ」
と、待ってましたとばかりに大笑いするし、
そのたびに私は
「ぶみゃ~~~~(━┳━ _ ━┳━)」
と泣くのが当たり前の風景になっているが・・・・、
私が打った会心のショットが返ってきて、
それを打ち込んでもまた返ってきて、
最後の最後にやっとあがったチャンスボールをミスした時のまこさんの反応は、
私にはとてもショックなものだった。
「あ~~~」
と、見るからにがっかりしていたのだ。
普段なら、笑いを取る場面であるが、
笑いどころか、にこりともせず、
しっかりとした口調でぴしゃりと言われた。
「最後まで気を抜いちゃだめよ。
そこまでやったんだから、
きちんとしとめないと」
「Σ( ̄ロ ̄lll)・・・・」
私は、その時、初めて、
まこさんが私のお相手をしてくれていた意味・・・・
まこさんの気持ちがわかった気がした。
超雲の下の私を、
真剣に、相手してくれている・・・・
しかも本当に、私を上手にしようと思ってくれている・・・・。
誰もテニスをやりたがらないこのクソ暑い中、
私の打つボールをただの一球も適当に返すことなく、
ぎりぎりまで追いかけ、
私に返してくれる。
ありがたいのと、ありがたいのと、ありがたいのと・・・
ただただ
ありがたくて、
頭が下がるばかりだった
練習ができないのに試合だ、だの、
仕事が忙しいだの、
バックが調子悪いだの、
何かにつけ泣き言を言ってた自分はなんて小さかったんだろう・・・。
「つなぐのは、ただセンターに返すんじゃなくて、
やっぱり基本はクロスよ・・・」
「は、はい!(@`▽´@)/ 」
「(フォアの)スライスで返すなら、こんなに浅くちゃすぐにやられちゃうでしょ。深く返さないと」
「はい」
一言、一言、を刻みこむ感じ。
終わったあと私はへろへろ_(__)_~◎だったが、
恐ろしいことに、まこさんはまだまだ余裕がありそうだった。
まこさんは私の練習だからとスピードを落として打ってくれてたから、
きつかったのは、コートの中を右に左に走っていたまこさんのほうだったのに・・・・。
家に帰ってきてから、
その話をおやじっちに言ったら、
「貯金が違うんだよ」
とあっさりと言われて終わった・・・・
まあ、雲の上の人といえば、
すぐ近くに雲の上の人がいるにはいるんだけど・・・
誰って?
みなさま、よくご存知の「おやじっち」も、私にとってみれば、一応テニス的には雲の上のお人でごじゃる。
まこさんとは違い、
あまりにもあほなことばかりしてるので、
雲の上の人ってことをつい忘れてる毎日ではありますが・・・
話はそれましたが、
実は、この練習のあと、まこさんと会話したことが、
今回の試合の、大事な大事なお守りになったのだけれど、
長くなってしまったので、その大切な言葉は・・・・
じ、次回ということで・・・・・。
ささ、早く逃げねば・・・(-_-;)(;-_-)
で、でも、もう半分は出来上がっているので、
そうお待たせせずにアップできると思いま~す
おととい、ゆうべとちょっと体調を崩し、
伏せっていたためアップが遅れて申し訳ありません。
でももう体調もよくなったので、すぐにアップできるかと思います。
どうか、「続きを早く読ませんかい」
という気持ちを込めて、4発まとめてどどど~んとぽちっとして、お待ちくださいませ。
時間が少しでもあれば私のお相手をしてくださった
うちのクラブのマドンナ、まこさんのお話を今日はしてみたいと思います。
まこさんのことは、何度も書いているので、
名前だけでピ~~ンと来る方もいるかと思いますが、
まこさんは、私にしてみりゃ雲の上の人で、
今でこそ試合には出ていないけど、
おやじっちが言うには、
もし試合に出たならば、すぐにベテランの全日本でも上位に行ってしまうくらいの人だそうで、
レベルが段違いに違うお方です。
そんなすごい方に、私は
試合の直前の数日間、お相手をしていただきました。
もちろん、私から頼んだわけじゃございません。(>_< )三( >_<)
私が仕事でほとんどテニスができてないと知ったまこさんが
少しの時間さえあると、
「ひろみちゃん、打つ?」と誘ってくれたのです。
く~~~っ!(。>_<。)
どれほど、ありがたくて、嬉しかったことか・・・・。
どんな方に打ってもらってもそりゃそりゃ嬉しいけど、
テニスがやりたいのにできなくて、
やっとの思いで作ったテニスの時間に、
まこさんに打ってもらえることは、
これぞ、まさに、天からのお恵み!!
「は・・・はい!!\(*^▽^*)ノ」
まこさんに打ってもらえる!!
まこさんに打ってもらえる!!
まこさんに打ってもらえる!!
ピュ~~~ん
C= C= C=C= C= C= (((((( *≧∇)ノノノ
言われるが早いか、喜び勇んでコートに入る私。
「よろしくお願いしますっ!(>0<)//」
コートの向こう側から
「試合だと思って好きなところに打っていいからねp(*^∇゜)」
と、まこさん。
しかし、
空を見上げりゃ、じりじりと焼け付く太陽、
気温は40度。
そんな中、まこさん相手に
シングルスのコート一面、
フォアにバックに前後に打っていいものだろうか・・・・。
わ、悪いよなあ・・・・と、遠慮がちに打つ私に、
「どうしたの?試合のように打っていいんだよ」
と、念を押される。
「で、でも・・・・・・」
振り回しをしてもらって、私がコートの中を走り回るのは本望だ・・・。
でも、私が打ち込むということは、逆にまこさんを振り回すことになる・・・。
誰もがテニスをやりたがらないほどこのクソ暑い中、
そんな恐れ多いことをまこさん相手にしていいものだろうか・・。
もう、二度とやらないと思われちゃうんじゃないだろうか。
でも、まこさんは、
「いいから、気にしないで打ちなさいって」
腹を決めた
胸を借りるとは、こういうことを言うんだろう。
「は、はい!・・・お願いします!」
私は、まこさんの気持ちをありがたくいただき、
遠慮なく試合のように打たせてもらった。
しかし、やり始めてすぐにわかった。
私の心配など、無用だったのじゃ・・・・。
だって、試合のようには打ったものの、
試合のようになんかちっともいかなかったんだもの。
どういう意味かというと、
いつもならエースで終わるような、私の会心の一撃ショット
が返ってきちゃう・・・・
普段試合であたっている相手よりも
明らかに2本は多く打たないと、
本当の最後にならない。
(・・・・まあ、私がチャンスボールをミスしたりするので、決めて終われることはほとんどなかったんじゃが・・・)
しかも、まこさんは
やっと取るボールもカウンターで返すんじゃなくて、
私の練習のために、私が取れるか取れないか程度のところにコントロールさえしてくれていた。
つまり、試合に今は出てないにも関わらず、
私はもとより、私が普段試合でだんごで負ける
試合に出まくってる相手ですら、
足元に及ばないほどの人だったのだ。
すごい、すごいとは聞いてたけど、
本当にレベルが違うってこういうことを言うんだ・・・・
と身を持って知らされた。
しかも、それだけじゃなかった。
主様を始めとして、クラブのどの方もよく私がチャンスボールをミスすると、
「(≧∇≦)ぶぁっはっはっ」
と、待ってましたとばかりに大笑いするし、
そのたびに私は
「ぶみゃ~~~~(━┳━ _ ━┳━)」
と泣くのが当たり前の風景になっているが・・・・、
私が打った会心のショットが返ってきて、
それを打ち込んでもまた返ってきて、
最後の最後にやっとあがったチャンスボールをミスした時のまこさんの反応は、
私にはとてもショックなものだった。
「あ~~~」
と、見るからにがっかりしていたのだ。
普段なら、笑いを取る場面であるが、
笑いどころか、にこりともせず、
しっかりとした口調でぴしゃりと言われた。
「最後まで気を抜いちゃだめよ。
そこまでやったんだから、
きちんとしとめないと」
「Σ( ̄ロ ̄lll)・・・・」
私は、その時、初めて、
まこさんが私のお相手をしてくれていた意味・・・・
まこさんの気持ちがわかった気がした。
超雲の下の私を、
真剣に、相手してくれている・・・・
しかも本当に、私を上手にしようと思ってくれている・・・・。
誰もテニスをやりたがらないこのクソ暑い中、
私の打つボールをただの一球も適当に返すことなく、
ぎりぎりまで追いかけ、
私に返してくれる。
ありがたいのと、ありがたいのと、ありがたいのと・・・
ただただ
ありがたくて、
頭が下がるばかりだった
練習ができないのに試合だ、だの、
仕事が忙しいだの、
バックが調子悪いだの、
何かにつけ泣き言を言ってた自分はなんて小さかったんだろう・・・。
「つなぐのは、ただセンターに返すんじゃなくて、
やっぱり基本はクロスよ・・・」
「は、はい!(@`▽´@)/ 」
「(フォアの)スライスで返すなら、こんなに浅くちゃすぐにやられちゃうでしょ。深く返さないと」
「はい」
一言、一言、を刻みこむ感じ。
終わったあと私はへろへろ_(__)_~◎だったが、
恐ろしいことに、まこさんはまだまだ余裕がありそうだった。
まこさんは私の練習だからとスピードを落として打ってくれてたから、
きつかったのは、コートの中を右に左に走っていたまこさんのほうだったのに・・・・。
家に帰ってきてから、
その話をおやじっちに言ったら、
「貯金が違うんだよ」
とあっさりと言われて終わった・・・・
まあ、雲の上の人といえば、
すぐ近くに雲の上の人がいるにはいるんだけど・・・
誰って?
みなさま、よくご存知の「おやじっち」も、私にとってみれば、一応テニス的には雲の上のお人でごじゃる。
まこさんとは違い、
あまりにもあほなことばかりしてるので、
雲の上の人ってことをつい忘れてる毎日ではありますが・・・
話はそれましたが、
実は、この練習のあと、まこさんと会話したことが、
今回の試合の、大事な大事なお守りになったのだけれど、
長くなってしまったので、その大切な言葉は・・・・
じ、次回ということで・・・・・。
ささ、早く逃げねば・・・(-_-;)(;-_-)
で、でも、もう半分は出来上がっているので、
そうお待たせせずにアップできると思いま~す
おととい、ゆうべとちょっと体調を崩し、
伏せっていたためアップが遅れて申し訳ありません。
でももう体調もよくなったので、すぐにアップできるかと思います。
どうか、「続きを早く読ませんかい」
という気持ちを込めて、4発まとめてどどど~んとぽちっとして、お待ちくださいませ。