なんてたってテニスが好き！エナンが好き！ 37才でテニスを初め全日本を目指す、無謀かつチャレンジャーなブログ。全日本プレーヤー（ベテラン）でコーチの彼のスピリチュアルなアドバイス満載！かなり毒舌な世界のプロ観戦日記もあり♪

エナンが大好き！とうたっておきながら、
いまだこのブログの中で、ほとんどエナンに触れていない。
実は、何度も書こうと思った。
チャレンジはしていた。
毎日、毎日、途中まで書いては、消しての繰り返しだったのだ。

チャンピオンシップですばらしいプレーをして1位になり、
2006年をしめくくったあと、
期待に胸を膨らませて全豪を待つ私にあまりにもショックなニュース。

「エナン欠場」

（￣□￣；）ガーン・・・嘘よね、誰か嘘って言って～～～！
エナンが出ないなんて～～～！


実は私は英語のその記事を見て、
「とうとう・・・」と思った。
ずうっと嫌な予感がしていた。
エナンの試合の、途中、途中でテレビに映し出されるエナンの陣営を見るたび、
私は隣のおやじっちに吼えていた。
熱血カルロス・ロドリゲスコーチがなにやら熱く語るお隣で、
眠そうな顔をして爪をかむピエール・・・。


「こらあ！なんばしちょっとかあっ！エナンが必死にがんばっとっとうよ！
あくびなんかかみ殺しとる間なんぞあるかあ！」
そのたび、おやじっちに
「まあ、おさえて、おさえて」
となだめられていた。

エナンが初めて全仏のタイトルを取った時とは別人のよう。

決定的だったのは、去年の全豪、ファイナル。
眠そうな顔してても、いつもそばにいたのに、
グランドスラムのファイナルという大舞台にも関わらず、ピエールの姿は陣営になかった。
何か理由があるんだろう・・と言い聞かせてはみたものの、
妻の大舞台の応援よりも大事な用事ってなんだろう・・・
家族が病気？・・・
どっちにしても、エナンにとって最高のシチュエーションでない感じがした。
そう思っていたら、ファイナルリタイア・・・。

(　 ° ▽ ° ;)　エッ・・?・・マジで？・・・

あまりのあっけない幕切れに、
私はテレビの前でしばらく呆けていた。
勝ち上がりから、調子がよかっただけに、晴天の霹靂だった。

なぜ欠場か、まだ正式な発表はないけれど、
離婚はエナンの中では決定的なことのようで、本当に悲しい。
まあ、私も一回は経験してるので、そのつらさは身にしみてよくわかる。
どちらにせよ、心に曇りがある状態で、
グランドスラムを勝ち上がれるとは到底思えない。
大舞台で舞うことを自ら放棄するのと、
その舞台で思う存分舞えないこと、どちらを選択するか・・・
勝負師のエナンにとっては、他に選択肢はなかったんだと思う。

フェデラーは「彼女」がずっとついてツアーをまわっているけれど、
彼が安定して勝ち続ける影には「彼女」の力がかなり大きいと思う。
自分の時間をすべて相手に捧げるわけだから、
親が子供を思うのに等しく、その根底には無償の愛がある。
そうそう藤堂さんも、世界をまわるひろみのため、
自分のテニスを捨てようとしたもんね

ともあれ、エナンがいるべき場所へ早く立ち戻って欲しい、
と心から願っている。
Allez Justine !!!

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